龍奇譚-彼の想い-





モグモグと味わいつつも、急いで咀嚼する。



そして、口の中が空になった所で俺は言う。





「めっちゃ、美味い!!!ありがとう、司!!!!!」

「………ふっ」



微かに、本当に微かにだが司が笑った。



それも、自然に出た笑顔。





その笑顔を見た瞬間、胸が高鳴ったのは俺だけの秘密だ。





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