龍奇譚-彼の想い-





そんな不気味な森の中を峰は迷う事なく突き進んでいく。





(どこに行くつもりなんだ?)





峰は未だに俺が付いて来ている事には気付いていないみたいだ。



気付かれないってのは俺も色々と進歩したって事だよな。



しみじみと感じた。





ふと、前を行く峰が足を止めた。





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