龍奇譚-彼の想い-





手を繋ぎ、廊下をひた走る俺たちの姿に、

たくさんの生徒たちが注目する。



でも、そんな事は気にならない程に走り続ける。





そして、気付いた時には追い掛けて来ているはずの侑大たちの姿はなく、

温室の入り口が目の前にあった。





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