龍奇譚-彼の想い-





「………はぁ…はぁ、はぁ……

……つ、疲れたー……」



膝に手を付き、息を整える。



ありえない……



何なんだよ、あいつら………



しつこ過ぎるだろ………





ありえないと言えば、龍宮もだ。



結構な距離を全力で走って来たと言うのに、

全然息を切らしていない。



俺、運動部なのに何か負けた気がする……





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