龍奇譚-彼の想い-





否、少し違う。



司は鎖の形で相手を捕らえていた。



俺のは光のロープの形。



この形の違いは、少しでも相手を傷付けない様にする為にはどうしたら良いのかと考えた末に出た答えだった。





司には甘いと飽きられたけど、これは譲れなかった。



しかし、ロープの形にする事で、耐久性に不安があるのも確かだった。



それでも、ないよりはマシだと術をかけた。





< 615 / 682 >

この作品をシェア

pagetop