龍奇譚-彼の想い-





「凌。自分に結界張って置きなさい」

「え?あ、うん。け、結(ケツ)……!!!」



素早く札を用意し、結界を張る凌。



……上手くなったわね。



こんな時だからこそ、感心する。





いつも修行している時の様に、落ち着いた状態で術を使える訳ではないから。



咄嗟に使えなければ、意味がない。



これからの成長に期待だわ。





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