龍奇譚-彼の想い-





「………那智……あなたね……

……父さんに聞いたんじゃないの…?」

「何を?」

「……ああ゙、もう!!水嶋 凌の事をよ!!!」

「水嶋 凌?ああ!!

確か昨日、そんな名前が出てきたような……」

「それが、彼よ」

「…どうも……」

「君がね……ふーん……」



那智が珍しく真面目な顔をしている。



何か思う所があるのかしら……



否、那智の事だしそんな訳ないか。





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