正の数【せいのかず】
どう見ても、小学三年生くらいの少女だった
「なぁ…」そう言って窓を指差すと
「みーつけた」
「うぁあああ!」
あの少女が窓に張り付いていたのだ
ここは三階の一番端の教室
どう考えてものぼれない
「かーみやぁあああ!」
「おおおお、女の子が!」
先生に怒鳴られて俺が
もう一度窓を指すと
少女は居なくなっていた
その代わりなのか
クロいノートが一冊
窓の淵に置かれていた
これが、悪夢のはじまり
「なぁ…」そう言って窓を指差すと
「みーつけた」
「うぁあああ!」
あの少女が窓に張り付いていたのだ
ここは三階の一番端の教室
どう考えてものぼれない
「かーみやぁあああ!」
「おおおお、女の子が!」
先生に怒鳴られて俺が
もう一度窓を指すと
少女は居なくなっていた
その代わりなのか
クロいノートが一冊
窓の淵に置かれていた
これが、悪夢のはじまり