正の数【せいのかず】
《あっお兄ちゃん!》
《世維、何をしてるんだい?》
《お絵描き!》
《なんか、色が足りないね》
《うん、“赤”が足りないの》
「いやだぁ…死にたくない…
じにだくない…!」
《世維…綺麗な赤…お兄ちゃんが作ってあげる》
《本当?嬉しいな》
《待っててね》
《うん》
プープープー…
「終わった……!?うぐっゴフッ…」
ガタン…
ゴリ…ばき…
ギコギコギコ…
バラバラにされる流衣の身体
はじめは首だった、腕、足、胴体まで
「ばいばい、流衣」
比奈が呟いた。
あーあ…
また一人死んじゃった…
《世維、何をしてるんだい?》
《お絵描き!》
《なんか、色が足りないね》
《うん、“赤”が足りないの》
「いやだぁ…死にたくない…
じにだくない…!」
《世維…綺麗な赤…お兄ちゃんが作ってあげる》
《本当?嬉しいな》
《待っててね》
《うん》
プープープー…
「終わった……!?うぐっゴフッ…」
ガタン…
ゴリ…ばき…
ギコギコギコ…
バラバラにされる流衣の身体
はじめは首だった、腕、足、胴体まで
「ばいばい、流衣」
比奈が呟いた。
あーあ…
また一人死んじゃった…