正の数【せいのかず】
次の日学校に来ると、
警察と救急車が来ていた。

比奈が真ん中で泣いている。

どうしたのだろうか…
気になるけど進めないし
俺はとりあえず、家に帰って
比奈にメールを打とうと携帯を開いた

その瞬間だった…

【受信メール:一件】

《死者は見つかったぁ?
比奈が取り調べみたいなの受けてるね
比奈が死者だったりして……
頑張って見つけてよね?

私隼輝君が大好きだから
なんでも知ってるよぉおお?
携帯を見て、私からのメールだって
凄い顔してる…ふふ…
隼輝君だぁあああいすき…》




怖い…

どこから見てるんだ…
俺がベッドから起き上がり
キョロキョロとあたりを見渡しても
なにもいない…

「イタズラか…」

とベッドに倒れこんだ瞬間












《はやでぐううううん!》

目の前に顔が血だらけの女の子…
それが迫ってくる。

怖い怖い怖い怖い

《キヒっ》

不気味に笑うと、消えた。
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