正の数【せいのかず】
「助けてくれるんじゃなかったのかよ!」
「助ける?なにを?
俺はこの世界の住人じゃない…
事が済んだら解決して
あげてもいいけど…」
「ほんと!?約束だぞ!!!」
「ああ…」

なんか、怪しい奴だけど
都会から来たって言われれば納得出来る

「なぁ…どこ生まれ?東京?」
「…さぁ…わからないんだ…」
「はぁ?」
「俺のいた所は無くなってしまった」
「どういうことだよ…
廃村になったって事?」

黎都は暫く考えて
そんなとこかなっと答えた。

俺は相談をして見ることにした。

「比奈っていう女の子がいるんだ…」
「へぇ…想い人?」

俺は顔を赤くして微妙に頷いた。
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