超絶セレブ男子にご用心!
「…やっぱり有名人なんだな」
「誰が有名人?」
(……………………!!!?)
「うぇ!?!?」
いきなり後ろから声を掛けられ、
びっくりしながら声の主を見る。
「て!!あ、アギトくんっ!?」
後ろにいた主はアギトくんだった。
「しーーー、周りにバレちゃうよ?」
アギトくんは私の口元に人差し指を当て、
似合いすぎてるサングラスを下げ、
目を合わせてくれる。
「あっ!ご、ごめんなさい」
いつものようなキッチリした格好ではなく、
黒のジーパンと白シャツといった
ラフな格好のアギトくん。
顔を隠してるのか、ニット帽と
サングラスもかけてる。