不良に口説かれて恋にオチました
やっぱり居た…。
俺は希美に近付くと希美の腕を握った。
そして足早に冬哉の家から連れ去った。
「ちょ!!時雨…っ!!」
俺の歩幅が大きいせいか希美は小走り。
だけど今はそんなの気にしてられなかった。
できるだけ冬哉の家から放れたかった。
「ねぇ!!時雨ってば!!」
希美が大きな声をあげた時には、公園に入り込んだていた。
ここなら誰もいないから思う存分に話せる。
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