不良に口説かれて恋にオチました
「はあっ?!今、言えっていってんの?!」
「悪いかよ?早く言えよ」
俺がそう言った瞬間、希美の顔は真っ赤になっていた。
「ク、クリスマスに言うとかは…」
「は?クリスマス?俺をそれまで相手の男に嫉妬させとく気か?」
そんなの頭ん中がどうにかなりそうで無理だ。
「ほら、早く言えよ」
俺はそう言って急かした。
冬哉以外だったら誰だよ…。
希美は顔を真っ赤にしながら俺に指をさしてきた。
「…?何してんの?」
「言えっていったからいってんじゃんっ!!…口では言ってないけど」
その指は俺をさしている。
この公園には俺と希美しかいない。