不良に口説かれて恋にオチました
時雨side
希美に膝をかしてやってるといつの間にか眠っていた。
「俺にこんなことさせれんのはおまえくれーだよ」
俺は苦笑いしながら希美の髪に触れた。
男に膝枕される女ってめったにいねぇよな…。
「みてみて!!あの子、彼氏に膝枕されちゃってるよ、ダッサ!!」
遠くからそんな声が聞こえたが俺は無視した。
ダサくもねぇし、まず第一に他人には関係ないことだろ。
あんなやつら放っておくに限る。
俺はただ希美とこの穏やかな時間が長く続けばそれでいいんだ。
いつまでもずっと…