不良に口説かれて恋にオチました





「サイテー…」





あたしは恥ずか過ぎて涙さえもうっすらと出てきた。





時雨はというと、あたしの手を強く握ったままご機嫌な様子。





恥ずかしいのってあたしだけ…?






「希美の涙目、可愛いよな」







「……ばか」





今、そんなこと言われても嬉しくなんかないんだから…!






「どうしょう俺、希美が襲いたくなるぐらい可愛く見えるんだけど?」






そう言われてあたしの頬は一気に熱くなった。





「このまま俺んち行く?」






「いいいいい行かない!!!!」






お、襲われる!
いま、行ったら確実にっ












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