不良に口説かれて恋にオチました
「ねぇ、時雨!あそこの店寄ってみたいっ」
あたしが指さしたのはピンク色のいかにもスイーツを扱ってますという感じのお店。
「俺にあそこに行こうと?」
「うんっ!…だめ?」
あたしは聞き返す。
「…まあ、希美が今日は面白いことやらかしてくれたし言うこときくか。」
おもしろいことは余計かな!
うん、あたしは無意識のうちに笑いを誘ってたんだね!
「うわっ!!」
お店の中に入ると見たことないスイーツが。
「ケーキがあんなに美味しそうに…!」
「希美の目からだとどれも美味しそうに見えるんだな」
あたしは強く頷いた。