不良に口説かれて恋にオチました






「スッゴく好きだよ。…大好き」






あたしは時雨に笑いかけて時雨の背に手を回す。






時雨もあたしをギュッと抱きしめ返してくれる。






「俺…希美がさっき知らない奴といると聞いてさ…。…あいつだったんだろ?」







「そのさっきのことが心配で来たの…?」






あたしがそう言うと時雨は頷いた。





「希美が俺よりあいつの方が好きになったのかと思った」






「ごめんね?不安にさせて…。今日あったこと全部話すね…?」






あたしはそう言って時雨に話し始めた────……








< 297 / 362 >

この作品をシェア

pagetop