不良に口説かれて恋にオチました




「おまえ、それ本気?」







「時雨に話したことあっただろ!夜に出会った女に声かけて仲良くなったって!」








「あー…」







「それが希美なんだよ!…うっわ、俺知らない間に失恋してたってことかよ…。」







「まあ、希美が選ぶのは俺だから。悠大、諦めろ」







悠大の肩をぽんと叩きながら時雨は言う。






「くそ…。おまえみたいなイケメン野郎なんかハゲちまえ」







「あ?おまえ、ホント殺すぞ」






ふたりとも似たもの同士だよね、うん。











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