不良に口説かれて恋にオチました
「本当になんなんだよあいつ…」
「久しぶりに会ったけど元気そうで良かった…」
あたしは遠くなっていく悠大の背中を見てクスッと笑った。
「希美はあいつのことどうおもってる?」
「悠大?…いい友達だと思ってるよ」
あたしが夜の街に行った時、ケバいケバいとかよく言ってたけど
悠大がいると嫌なことも忘れられる自分がいた。
「俺、絶対に希美を他の誰かに譲ったりしねぇから」
「うん?」