COLOR's

「あんたも?」
「え?」
「そんな重い症状じゃないでしょ」
「う、うん・・・そこまでかな?」
「どこが悪いの?」
「えっとね、足・・・かな?」
「足?」
「あと体が弱い!」
「へー」
「ほんとだよ?」
「ふーん」


彼との会話は楽しかった。
不安で、寂しくて、くだらなかったあの日からやっとで抜け出せた気がした。
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