佳人な先生
瑞城先生が・・・

私を見ていた・・?


そんなはず・・・



あ・・・


よみがえる記憶・・


一度だけ

図書室の中と

実習棟から出た

外のあたりで

目が合ったことを

思い出した・・・。



瑞城先生はとても

悲しそうな目を

していたっけ・・・。



あのころから

私のこと好きに

なっていてくれたのかな・・・。



もっと後なのかな・・・。


私は出会ったときから

好きになっていたんだと思う。



そしてそれを自覚したのは

瑞城先生の涙を見たとき。



あの涙で私は自分の気持ちに

気づいたんだ・・・。
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