佳人な先生
それから

私と芹沢さんは

駅まで歩きながら

また会うことを

約束した。



芹沢さんの

夕日を浴びる

横顔は・・・


瑞城先生

そのものだった・・・。



私の視線に気づいて

にっこり微笑む

芹沢さん・・・。



違う・・・


瑞城先生は

そんなに

微笑んだりしない・・・。



駅について

芹沢さんは

また日にちを

連絡しますと言った。



私は

わかりましたと

答えた。



そして頭を少し下げて

お辞儀をして別れた。



なんだか

少しだけ・・・

寂しい気持ちになった・・・。
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