佳人な先生
今日は大学だったので

バイトを休んだ。


その日の講義を受けて

夕方に大学を出た。


門を出たところに

見覚えのある車を見つけた。

その車のそばには

スーツ姿の芹沢さん・・・。


「お店に行ったら
 大学だって聞いて・・」


そう話しかけてきた。


なんと返事をしたらいいのか

悩んでしまう・・・。



「よかったら今から
 少しドライブへ
 行きませんか?
 君と少しだけ話しを
 したいんだ。」


「・・・はい。」



いい機会かもしれない。


これ以上、芹沢さんを

瑞城先生の代わりにはできない。


こんな関係は

終わりにしなきゃ・・・。


瑞城先生のことを

思い出のように語るには

まだ無理だから・・・。
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