佳人な先生
その後も

月冴さんは

何度も謝ってくれた。


気にしていないと

言っても

何度も何度も・・・



読まれたくなければ

瑞城先生なら

封をしたはずだと思うし


私の知っている

瑞城先生なら


『封をしなかった
 自分のミスだ。』


とか言いそうだ。


そう考えると

少し笑えた。


その私の少し

笑ってしまった

顔を見てようやく

月冴さんもホッした

様子になった。


それから

2人で店を出て

車に乗り込んだ。
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