佳人な先生
「いいか。
とにかく勉強しろ。
今のお前らにはそれしか
できない。
今までを遊んでたやつも
死に物狂いでやれば
まだ間に合う。
この時間の話しを聞いて
それでも勉強しないと
いうやつは好きにしろ。
授業にも出なくていい。
俺の情報処理の授業に
関しては卒業できる
最低の点数はやる。
そして今からでも
勉強する気になったやつ。
何があっても諦めるな。
俺の授業に
この学校の勉強に
ついてこい。
お前らが諦めなければ
俺は見捨てない、絶対だ。
小学校で6年
中学校で3年
高校で3年
大学で4年
の合計16年を遊んで
適当に過ごして
就職してから
定年までの60歳の
40年近くを
あくせく働くか
これから後の
高校・大学の7年を
しっかり勉強して
40年近くを
自分の理想どおりに
過ごすか。
お前らの脳の無い頭で
しっかり考えろ!
人に相談するんじゃなく
自分で決めるんだ。
失敗したって
友達は責任なんて
取ってくれない。
いいか。
己の人生、
しっかり己自身で考え
そして己で決めろ!
以上だ。」
ちょうど計ったかのように
教室にチャイムが響き渡った。