佳人な先生
私は暗くなる前に


少しだけ


早めにバイトを


切り上げて


のんびりと歩いて


家路に着いた。


どれくらい


歩いたころだろう。


遠くから見覚えのある


姿が見えた。



「アンリ君?」


向こうも気がついた


みたいで手を振ってくる。


「キリちゃ~ん!」



アンリ君が駆け寄ってきた。


「久しぶりだね、元気?」


「うん!キリちゃんは
 元気なさそうだね(笑)」



なぜか分からないけど


涙が溢れ出す。


「え?
 ちょ、ちょっと
 キリちゃん?!」


「ア・・アンリ・・君。
 相談に・・乗っ・・」


「わ、わかったから
 行こう!」



アンリ君に手を引かれ

近くの小さな公園に

連れて来られた。



子供用のウサギとパンダの

乗り物とかのある公園だった。
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