佳人な先生
手紙を開けずに
握り締めて
少しクシャっとなった
手紙を見つめた。
「前に話してた
瑞城先生からの手紙?」
アンリ君が
話しかけてきた。
「その手紙に・・・
続きがあったの・・・。」
「え?どういうこと??」
「・・本当は2枚あって
最後の1枚を・・・
月冴さんが・・・
抜き取ってたの・・・。」
「・・・・。
それ、読んでもいい?」
少し戸惑ったけれど
これだけ迷惑をかけて
放って置いてとは
言えなかった。
私はカバンから
1枚目も取り出して
2枚そろえた状態で
アンリ君に差し出した。
アンリ君は黙って
受け取り開いて読みはじめた。
私は立ち上がり
窓に近づいた。
雨はまだ・・・
激しく降っていた。
握り締めて
少しクシャっとなった
手紙を見つめた。
「前に話してた
瑞城先生からの手紙?」
アンリ君が
話しかけてきた。
「その手紙に・・・
続きがあったの・・・。」
「え?どういうこと??」
「・・本当は2枚あって
最後の1枚を・・・
月冴さんが・・・
抜き取ってたの・・・。」
「・・・・。
それ、読んでもいい?」
少し戸惑ったけれど
これだけ迷惑をかけて
放って置いてとは
言えなかった。
私はカバンから
1枚目も取り出して
2枚そろえた状態で
アンリ君に差し出した。
アンリ君は黙って
受け取り開いて読みはじめた。
私は立ち上がり
窓に近づいた。
雨はまだ・・・
激しく降っていた。