佳人な先生
そして

次の次の次の次の

月曜日。


その日は

雨が降っていた。


私は雨を見ながら

実習棟の前で

待っていた。


今日は雨が

降ってるから

退屈せずに

待ってるなって

思っていた。



雨の音を聞きながら

思い出されるは


瑞城先生と

出会った時の事と


入学式の日に見た

極上の涙。




本当にきれいだった。



そして気が付けば

いつも待っている

時間より1時間以上も

経っていた。

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