佳人な先生
それから私は

クラブの無い日は

1人で家に帰って

勉強をした。



もちろんシスアド以外の

勉強もきちんとこなした。



今思えば

高校3年間

ほとんど勉強していた

ような気さえする。



それでも私は毎日充実

していた。



瑞城先生と同じ空間に

いるというだけで

とても幸せな気持ちになれた。



そして雨の日には

ふとよみがえる

出会った時の

あの日の記憶。



私はあの日のことを

どうしても

瑞城先生に聞く気には

なれなかった。



もしも忘れられていたり

いつもの感じで

冷たく言われて

私の大切な思い出に

傷をつけたくなかったから。



瑞城先生

あのタオル・・・

なくしちゃったかな・・・
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