佳人な先生

「よし。
　今日は少し早いが
　これで終了だ。」


「ありがとう
　ございました。」


２人で資料などを

片付け始めた。


「今日はこの近くの
　神社で祭りが
　あるらしいから
　早く帰らないと
　駅が大変な
　ことになるからな。
　桐乎も早く帰れよ？」


「はい。
　あの、お祭りがあるんですか？」



「あぁ。わりと
　大きい祭りだ。
　学校も早めに
　門を閉めるらしい。
　だから俺ももう
　帰らないといけない。」



「そうなんですか・・」



瑞城先生と

お祭り

行きたいな・・・


まぁ無理だけどね。


「じゃあ気をつけて
　帰れよ。」


そう瑞城先生は言い残して

奥の準備室へ入っていった。


私は帰る準備をして

実習棟を出た。



すると準備室から

直接外に出入りする

ことができる扉から

瑞城先生が出てきた。



私には気づかずに

職員室へ向かって



足早に歩いていく・・・



真っ赤な夕日を浴びた


その横顔は


ため息が出るほど



きれいだった・・・