佳人な先生
次の部活の日。


瑞城先生は

いつも通りだった。


文化祭のこと

聞こうかと思ったけれど

聞けなかった。



自分でも理由は

わからない。



けれど

この前のようには

話してくれないような

そんな気がして

突き放されるのが怖くて

自分から話せなかった

だけだと思う・・・。



そうしていつも通り

繰り返される

2人だけの勉強会。



そしてその年は

あっという間に

過ぎていった。
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