佳人な先生
「桐乎。
 この後予定あるか?」


「え?ないです。」


「30分ぐらい
 いいか?」


「はい。」


そう言って

瑞城先生は正門に

向かって歩きだした。


正門を出て

駅とは反対方向へ

歩き出した。


瑞城先生は足が

長いからついて行くのに

必死だった。


けど、途中で少しだけ

先生の歩くペースが落ちた。


きっと気づいてくれたんだよね?


私は少しだけ後ろを歩いた。


特に会話もなく

ひたすら歩いた。


どこに行くんだろう・・・


そう思いながらも

ちゃんと先生について行った。
< 54 / 217 >

この作品をシェア

pagetop