佳人な先生
そして私たちは

神社にたどり着いた。


「俺たちはやれる
 だけのことはやった。
 あとできることは
 神頼みぐらいだ。」


そう瑞城先生は言って

石段を登って行った。


2人でお参りをして

私は合格祈願の

お守りを買った。

お守りには

かわいいイラストの

干支が刺繍されていた。


「あ!このウマかわいい♪」


思わず声に出してしまった。


「ここのお守りは
 学生に人気が
 あるらしい。
 じゃあ、帰るぞ。」


そう言って先に

先生は歩きだした。



先生は夕日に向かうように

歩くかたちになって

夕日を浴びた後ろ姿も

素敵だった・・・
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