佳人な先生
けど私は

あのタオルの事が

どうしても

忘れられなかった。


どうしてまだ

持っているのだろう。


もう返すことすら

忘れるぐらいの

物になっているのだろうか。


けどあんなに

きれいに整理された

引き出しにいつまでも

不要な物を入れておくだろうか。


考えれば考えるほど

わからなくなっていった。


私は今、

自分にできることを

しようと思った。



それは


受験勉強。


きっと

瑞城先生も

見ていてくれるはず・・・


そう信じたかった。
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