佳人な先生
その人との再会は

意外とすぐに

やってきた。



あれから半年。



無事、高校にも合格した。


そして、入学式の日。


その日もまた雨だった。


正門をくぐって


たまたま見上げた


校舎の3階。





その人は窓辺に立って


涙を流していた。



雨が降っていて

幻想的な雰囲気の中の



きれいな顔立ちに


きれいな涙・・・





私は一瞬にして


心を奪われた。






それと同時に


教師なのだと


認識した・・・。

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