佳人な先生
私は神宮寺さん達が

帰った後に

さっそくアレンジに

取りかかった。

スワロは後で

探すとして

とりあえず全体的には

仕上げておいて

後からスワロだけを

挿せば・・・。


そう考えて

アレンジを始めた。


淡いピンクのバラと

白いバラを使って

淡いグリーンの

アジサイで仕上げて

上からスプレーのりを

ふって、ラメを散らした。


よし!完璧♪


あとはあのスワロさえ

見つかったらグッと

かわいくなるはず!!


気がつけば時刻は

夜の9時になっていた。


このまま帰って

明日探すってことにしても

気になっちゃうしなぁ・・・


「星音ちゃん、
 そろそろ帰れる?
 もう店閉めようかと
 思ってるんだけど。」


店長が声をかけてきた。


「店長!
 お店のスペアキー
 貸してもらえませんか?
 もう少しだけ作業したいんで!」


「んー・・・
 わかった。
 こだわっちゃうのは
 なんとなく分からなくも
 ないからね。
 ただあんまり遅くならないようにね。」


「はい!」


そして私は1人

倉庫でスワロを探した。
 
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