佳人な先生
ここで見つかれば

ドラマっぽくて

いいんだろうけど

なかなか見つからない。


時間は11時に

なろうとしていた。


さすがに終電も

あるしなぁ・・・。


明日朝イチに来て

もう少しだけ探そう。


そう思って

倉庫のカギを閉め

荷物を取りに

お店に戻った。


お店の前に・・・




瑞城先生?!!



あ・・・


違う・・・。



神宮司さんの彼氏の

ツカサって呼ばれてた人だ。


「あ、あの!」


「え?君・・・
 遅くまでいるんだね。」


「ちょっとアレンジの
 材料で探し物を
 してまして・・・。」


「そうなんだ。
 見つかった?」


「いえ。
 また明日来て探そうと
 思ってます。
 あ、お店に何か
 ご用でした??」


「あぁ。
 メモでも挟んで帰ろうかと
 思ってたんだけど。
 明日、お昼に取りに来るのが
 僕1人になりそうなんで
 空いた時間に取りに来たいから
 出来次第連絡をもらおうかと
 思って・・・。」


「わかりました。
 じゃあできあがったら
 連絡させてもらいますね♪」


「遅くても3時
 ぐらいまでには
 来れるとは思うんだけど。」


「わかりました。」


「もし携帯が繋がら
 なかったら
 メールもらってもいいかな?
 午前中は仕事で
 出れないかもしれないから。」


「あー・・・
 お店にパソコンが
 ないんでメールの時は
 私の私物の携帯からに
 なりますけど
 いいですか?」


「そうなんだ。
 迷惑でなければ
 お願いしてもいいかな?
 悪用はしないから。」


「はい♪」


二人で微笑んだ。


瑞城先生も

微笑んだら

こんな表情になるのかな・・・


私は瑞城先生に

微笑んでもらえるかな・・・
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