君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
「ごめん」
ただ、それだけ。
それだけを、みーくんは頭を下げて口にした。
だけど、その声はやっぱり震えていて、大きな背中も小さく見えて……まるで、幼い子供みたいで。
みーくんは、きっと怖かったんだ。
私と同じ様に、誰かを失うことが。
ただ、それだけ。
それだけを、みーくんは頭を下げて口にした。
だけど、その声はやっぱり震えていて、大きな背中も小さく見えて……まるで、幼い子供みたいで。
みーくんは、きっと怖かったんだ。
私と同じ様に、誰かを失うことが。