君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
もしかして、と言葉を続けた藪内先生の発言に、思わず耳を疑った。
「明日、もう一度来れる?」
「はい……」
「まだ確かではないから、雅には知られない方がいいかもしれない。上手くごまかしておいで」
「わかりました」
覚束ない足取りで、広いロビーで待つみーくんのところに戻ると、みーくんは私を見つけると走って駆けてきてくれた。
「明日、もう一度来れる?」
「はい……」
「まだ確かではないから、雅には知られない方がいいかもしれない。上手くごまかしておいで」
「わかりました」
覚束ない足取りで、広いロビーで待つみーくんのところに戻ると、みーくんは私を見つけると走って駆けてきてくれた。