君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

涙の花嫁

とても綺麗だった桜は全て散ってしまった5月。



今日は藪内先生と万里ちゃんの結婚式。



会場の教会に着くと、みーくんは迷わず私を連れて藪内先生のいる、控え室へ向かった。







「兄貴ー!入るぞ」







ノックもせずに勢いよく開けた扉の先には、真っ白なタキシード姿の藪内先生が立っていた。




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