君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
「今すぐに答えを出せ、とは言わねぇから、じっくり考えてくれ」







見つけられるのかな。



私の居場所――……。







【わかった】







小さく頷いた私を見て、みーくんは目を細めて私の頭を撫でた。



みーくんの温かくて優しい手。



その手は……何故か、彼を思い出す。



思い出したくないのに……、辛いだけなのに。




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