君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
救急車が到着し、ストレッチャーに寝かされた万里ちゃんの肌は白くなる一方で。



そんな姿を見て溢れる涙を堪えられずにいた。







ねぇ、万里ちゃん。



「幸せになってね」って、言ったじゃん。



私達、ちゃんと家族になれるんだよ?



お正月やお盆なんかは、藪内家で集まったりしてさ。




< 1,338 / 1,645 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop