君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
だけど、今度は私が万里ちゃん側かもしれないと思うと、胸が苦しくなった。



残される方がこんなにつらいなんて、知らなかった。



こんな苦しみをみーくんや藪内先生は、二度も経験してきたんだ。



手首の傷が目に入ると、あのときの自分の選択がどれほど愚かだったかを気づかされた。





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