君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
だから来世がどんな姿であれ、また恋をしようね。
「……――杏奈!」
目の前に広がる真っ白な世界に、
いつまで経っても大嫌いな消毒液の匂いがする。
「……みー、くん……」
「よかった、起きたんだな……」
「……私、い、きてる……?」
「何言ってんだよ!杏奈が死ぬわけないだろ!?」
「……――杏奈!」
目の前に広がる真っ白な世界に、
いつまで経っても大嫌いな消毒液の匂いがする。
「……みー、くん……」
「よかった、起きたんだな……」
「……私、い、きてる……?」
「何言ってんだよ!杏奈が死ぬわけないだろ!?」