君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
体中が熱くなる。どうして?苦しい。いつか、経験した苦しさ。
……そう。颯が好きだった頃……。
私は、みーくんのことが好きなの――……?
「忘れるな。もし、お前と杏奈ちゃんが想い合うようなことがあれば……、杏奈ちゃんに、火の粉が飛ぶってこと」
「わかってる。そんなことはさせない……。例え、親父にだって、兄貴にだってな……――」
私の中で、何かが壊れた気がした。
……そう。颯が好きだった頃……。
私は、みーくんのことが好きなの――……?
「忘れるな。もし、お前と杏奈ちゃんが想い合うようなことがあれば……、杏奈ちゃんに、火の粉が飛ぶってこと」
「わかってる。そんなことはさせない……。例え、親父にだって、兄貴にだってな……――」
私の中で、何かが壊れた気がした。