君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
聞きたいけど、聞いちゃいけないような気がして、何も出来なくて。



私は、なんて無力なの。







「あん、な?」







私は、みーくんを抱き寄せた。



少しでも、みーくんの傷が癒せたなら……なんて、きっと無理だろうけど、私に出来るのはこれだけだから。







「……ありがとな」



【これから、大切な人を作ろうとは思わない?】




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