君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
「……ん、っう……」
カウンターの向こうのソファーで寝返りをうつみーくんの寝顔を、
背伸びをしてそっと盗み見た。
「……かあさ……っ……」
「……」
「ごめ……な……」
魘され、絞り出すように出された声は、私の胸を締め付けた。
カウンターの向こうのソファーで寝返りをうつみーくんの寝顔を、
背伸びをしてそっと盗み見た。
「……かあさ……っ……」
「……」
「ごめ……な……」
魘され、絞り出すように出された声は、私の胸を締め付けた。