君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
【この香水だ】



「やっぱり?俺もこれ好きなんだよね。



女の子でもつけれるヤツだから、杏奈にあげようか?」







さらりと言ったみーくんだけど、私は必死に首を振った。







香水なんて、私にはもったいない……。







「遠慮すんなって!まだ沢山あるし!」







そういう問題じゃないよ……。



そう思いつつ、渋々頷いた。



みーくんは、優しい。私には、不釣り合いな程。







「他も色々持ってくるよ。何がいい?」







何がいいって言われたって、私はそんなに詳しくない。さっきみーくんがくれると言った香水でさえ、どこの物かわからないんだから。




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