君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
「こんなんじゃ帰れないよー」



「あははっ、私の眼鏡貸してあげるよ。伊達もあった筈だから」



「ありがと」



「いーえ」







太陽に照らされ、万里ちゃんの茶色く、肩くらいまである髪はキラキラと輝いていた。



そして、左の薬指もそれに負けないくらいの輝きを放っている。






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